序章

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「・・・は!お前のこころには、血より濃い忠義心とやらが流れてるのか。」 「おっしゃってる意味が解りません、マスター・・・  それに俺には血もこころもありません。」  するとレティは、にがにがしく口をゆがめて笑う。  それは、幸せとは程遠いものだった。  しばし逡巡してのち、レティは、 「いいさ、今は好きに呼べば良い、お前がレティと呼べるまでわたしは待つしな?」 「はい。」image=235749612.jpg
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