焦りと告白

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俺の告白のせいで固まってしまった莉央の制服の裾をより一層強く握る。 「だから、だからさ……  合コンに行くとか言うなよ……  彼氏出来るかもだなんて、簡単に言わないでくれよ……  お願いだから、俺から離れて行かないで?」 下唇を噛んで、俺は莉央に懇願した。 かっこ悪いけど、こうでもしなきゃ莉央はどこかへ飛んでいきそうで。  
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