戦場の医者

第３章 新たなスタート

しばらくして3名の脱落者が出た。
そしてまた…。
次々と減っていく同期達、私は振り落とされないように食らいつき必死で頑張った。
来る日も来る日も勉強に励み着いて行った。
これ程勉強したのはハイスクール以来である、同期とも仲良くなりお互い励まし合い勉強した。
途中であった試験、落ちればサヨナラだ。頑張った成果もあり見事合格し次のステップに進んだ。

次の訓練はマネキンを使い実際に手当てをするものだった。

何処を負傷しているかその場に行かなくては分からない、上官が「○○○を負傷」と言う、そこの手当てを冷静にかつ丁寧に行う。その訓練が毎日続いた。
実際に手当てをするのは難しかった…、ミスの連発。
上官に「お前は衛生兵になるな」と殴られた事もあったしマネキンを何回殺したか…。
それでも夢に向かい頑張った。