第2章 地獄の訓練

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長い入隊式も終えて何だか分からない物やシーツや布団、制服、訓練着、戦闘着、ブーツなどが支給され、自分の部屋に向かった。 部屋は6人部屋でベッドと鍵の付いたロッカーがあり、殺風景だった。 「やり~、一番だ」顔に似合わず無邪気に騒ぐチャプマン、ドアの直ぐ近くのベッドに荷物を置いた。 私もその隣のベッドに荷物を置き他の4人を待った。 「ここで合ってるよな?」 「合ってるよ」 ドアの直ぐ側で声が聞こえた、 ガチャっと音と共にドアが開き2人の男が入って来た。 2人ともチャプマンと負けない体格だった。 チャプマンはずっと2人を睨み付けていた、そこから喧嘩…その後直ぐ上官に止められ……もうこの話は終わりにしよう。 翌日の訓練は優しい訓練であった、その次の日も、またその次の日も、だが、徐々に厳しくなり一番最悪だったのは60㎏の荷物を背負い100kmの行軍。 足は痛いし肩も痛いし、いいことは無かった。 それでも生き抜くため頑張った、上官のいじめや辛い訓練に耐えた。
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