第2章 地獄の訓練

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その時だった。 ドォーン 爆発したのだ。 除き込んだ兵士の上半身が、爆発して羽上がる土の中に消えた。 そう思ったら彼は吹き飛び血まみれになりドサリと落ちた。 衛生兵!! 何かあった為に衛生兵が着いて来ていた、3人の衛生兵が駆けつけ直ぐ手当てをした。 もがき苦しむ彼は3人の衛生兵だけでは押さえられなかった。他の兵が彼の足、腕、胴体を押さえた。 何とか一命はとりとめ、彼は病院に搬送された。 訓練は即中止、その爆弾を爆破させる上官は、一日中寝ずに待ち何時しか寝てしまい気が付いたら皆が来ていたため慌てて爆破した。 こう言っていた。 もちろん皆から批判され、その上官は軍法会議にかけられ営倉送りになった。 負傷した兵士はその後どうなったのか分からないが、多分、幸せに暮らしてるだろう。 これが地獄の訓練である。
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