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猟滋「大丈夫かよ?たく、しょうがねぇなぁ。ほらっ。」
そう言うと、明華をおぶる猟滋。
明華「えっ!?ちょ、ちょっと猟滋!?」
猟滋「大丈夫だって、心配すんなって。」
明華「だ、だだ大丈夫って言ってるでしょ!?降ろしてよ!」
猟滋「無理するな。立ち上がるのでもあんな声出してたのに、歩けるわけないだろ。捻挫は無理すると怖いんだぞ?」
明華「……。もう、バカ…。」
こうして猟滋に背負われて、帰宅する事になった明華。
帰り道、2人を沈黙の空気が包み込む。
しばらくして、明華が猟滋に話しかけた。
明華「ねぇ、猟滋…。」
猟滋「ん?どうした?」
明華「私、重くない…?」
猟滋「ん~、平均より少し上って所?」
明華「………。」
ポカッ!
猟滋「痛て!コラッ!何するんだ!」
明華「女子には少しぐらい気を使いなさいよ!」
猟滋「何だよ!幼なじみなんだから今更気を使うもないだろ!」
明華「なによ!じゃあ、あんたの中では幼なじみは女の部類に入らないって言うの!?」
猟滋「そうは言ってないだろ!」
明華「言ってるのと一緒じゃないのよ!」
2人のちわ喧嘩はしばらく続いた。
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