・明華'S Love Story

5/30
前へ
/30ページ
次へ
猟滋「いいじゃん♪お前金持ちなんだし♪」 明華「そうじゃなくて!人間的道徳の問題でしょ!幼なじみだから目を瞑ってるけど。」 猟滋「もう、固い事に細かいなぁ明華は。」 明華「あんたは鈍感過ぎる!」 猟滋「まぁ、早く食おうぜ♪」 明華「(もう、本当にガキっぽいんだから。まぁ、しょうがないか。猟滋の家の事情じゃ。)」 猟滋「ところで明華。さっき俺に何か言いかけてなかった?」 明華「えっ!?気付いてたの!?」 猟滋「あぁ。何か言ってたよな?どうかしたか?」 明華「うん…。あのね、猟滋にお願いがあって…。」 猟滋「お願い?何だ?」 明華「今度の日曜日暇?」 猟滋「あぁ、俺は基本的にいつでも暇だ。それがどうかしたか?」 明華「……。暇だったら、猟滋と出かけたいなぁって思って…。」 猟滋「またか?こないだだって出かけたじゃんか?」 明華「あれはジュン達だっていたでしょ!私は猟滋と二人きりで出かけたいって言ってるの!」 猟滋「えっ!?つまり、それってデートするって事?」 明華「そ、そうよ!何か文句ある!?」 猟滋「い、いや文句はないんだけど…。ただぁ。」 明華「ただ?」 猟滋「俺…、そういうの苦手だぜ?特にエスコートとかも下手だし…。」
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

96人が本棚に入れています
本棚に追加