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明華「彼をコーディネートしてあげて。今のままじゃカッコ悪いから。」
猟滋「な、なぁ明華。俺なんかがこんな所で服買っていいのか?さすがにちょっともったいないんじゃ?」
明華「私がいいって言ってるんだからいいの!ほら、男だったら遠慮しないでささっとやって貰ってきなさい!」
猟滋「で、でもなぁ…。言っても俺、高校生だし…。うぉっ!?!?」
明華「い・い・か・ら・!!!!早くしなさい!!!!」
猟滋「は、はいっ…!」
いつまでも踏ん切りがつかない猟滋は、明華にものすごい見幕で威圧され、試着室に入って行った。
そして数十分後。
従業員「お待たせいたしました明華様。」
猟滋「ど、どうだ明華…。」
明華「ん?どれどれ。ん~。」
まじまじと猟滋のコーディネートを見つめる明華。
明華「ダメ。」
猟滋「えっ!?これで!?だ、だいぶいいと思うんだけど。」
明華「私がダメって言ったらダメッ!!何だろうなぁ。何か足りない……。」
従業員「いかがいたしますか明華様。」
明華「うーん…。あのジャケット持ってきて。」
従業員「あ、あれでございますか!?」
明華「そうよぉ。早く持ってきて。」
従業員「は、はいただいま。」
猟滋「(や、やっぱり明華ってすごいやつなのか?)」
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