ごめんね お父ちゃん…

入院

ここからは汚い表現が多くでてくると思いますがお許し下さい。
あれは二年前季節の変わり目だった思うのだがもしかしたら間違ってるかもしれない…秋だった事は間違いない。
ある日 夜遅く仕事から帰ってきたら自宅前の道路に下痢状の便がかたまって大量に落ちていた…
なぜ？と思いひかないように車を停めて家の玄関前に立った。
外からは家の中の電気はついているけどTVの音は聞こえない。
父がいるのであれば音が聞こえるはずである。
いないのかな？
父は鍵をたいがい掛けないで出掛ける事が多くこの時も掛かってなかった。
玄関を開けて驚いた…
玄関から茶の間までの廊下のじゅうたん上が糞尿だらけになっているのである。汚れた下着、ズボンも散乱してる…
帰りに買ったと思うコンビニ弁当二個も袋入ったまま玄関に置いてある。
茶の間には下半身なにも着けてない父が寝ていると言うより倒れいた。
茶の間も排泄物まみれと言うか玄関の最初のを踏んでしまいなすり着けてしまったようだ…
手足も爪の中までも汚れてた…
足の踏み場を確認しながら父に近づき
「どうしたの？大丈夫？」
目を開けた…
「わからない…」
「大丈夫…」
でも どう見ても大丈夫なわけない。
「救急車を…」
「呼ばなくていい…」
父は多分　恥ずかしかったのだろうと思う。
頑として救急車を拒否した。
正直に言えば私もこんな状態を他人に見られたくなかった…
私もどうしてよいか迷ってしまった…