なぜか『乙女(処女)はお姉様に恋してる』ぽい展開に…

3/11
前へ
/118ページ
次へ
一週間前… 「棗~話があるから降りて来い」 パソコンの某動画サイトを使いアニメを視聴していた俺は、母さんの召集を受け一階へと降りた。 リビングには母さんと、なぜか母さんの妹の千恵さんがいた 「何か用?」 「うん、めちゃめちゃ大事な話がある」 というわりには緊張感の一つも感じられない表情である。 「実はね、あんたが受かった西姫高校…あるじゃない?」 「それがどうかしたの?」 「お母さんさ、お金振り込むの忘れててさ~、ごめん!期限過ぎちゃったし棗あそこには入学できないから!」 「あ、そうなんだ…… って!え?えぇぇ?!!」 「母さんも色々と忙しくてね、すっかり忘れてた。」 「ちょ!忘れてたって!! え、じゃぁ俺浪人生じゃん!! 嫌だよ、中学生で浪人なんて!!!」 「そうね、お母さんもびっくり。」 「びっくり。じゃねぇ~よ!! どうしてくれんだよ?!!これから始まるはずだった俺の高校ライフ?!!!」 「話は最後までききやがれ馬鹿息子」 いきなり罵声をあびさせられものすごく理不尽だとは思ったが、素直にしたがわないとまた怒られそうだったので、叫びたい気持ちを押し込めた。 だって母さん最強設定だもん。ベクトルを簡単に変えちゃうアクセ〇レータだもん。
/118ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2333人が本棚に入れています
本棚に追加