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「ごめんなさい、驚かしてしまったようで……」
「いいの、部員でもないのに楽器吹いてた私も悪いから。」
部活に入ってない?
「あの私、二年の柏木深琴です。」
「あら貴女が学校アイドルの?」
学校アイドルだなんて大袈裟な……(笑
「私は三年の東雲陽子。一応転校生!」
私達はよろしくと言って握手した。
――キーンカンコーン
「あら、そろそろ吹奏楽部も来る頃ね。教室に戻るわ。チューバ、放課後まで置かせてもらうわね。」
陽子先輩は急いで楽器を片付けて音楽室を出た。
「綺麗な人だったな…………。」
握手をした右手には
陽子先輩の手の感触が残っていた。
これは…もしかしてもしかすると
一目惚れと言うヤツだろうか?
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