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小さな小さな町、いや田舎の
小さな小さな病院で私は産声をあげた
「オンギャー」
でわなく
「コノヤロー」
と産声を上げた私の目の前におとんとおかんがいた
いやもちろん覚えてはいないがいただろう
だろう
だがそこにはどうやらおとんとおかんわいなかったらしい
でわなにをしていたかとゆうと
おかんわ私を股から出したとたんに我慢していたタバコを吸いにいき
おとんは儲け話をもってきた知人と九州のほうへ羽を伸ばしていたそうな
どう?「コノヤロー」とゆって産まれる私の気持ちも分かるでしょ?
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