247人が本棚に入れています
本棚に追加
私のおとんは私と結構歳が離れている
おとんが35の時に私が産まれたのだ
ちなみに私は最初の実子だ
世間からみればかなり遅いだろう
そのぶん長く生きているせいか私は幼少のころからおとんにわ色々なことを教わった
私が幼稚園の時だった
「おぅアキ、一人で壁にボール投げててそないにおもろいか?」
白髪まじりの髪をパリパリにオールバックに固めて力道山のような体系のおとんがボールとじゃれる私に近寄ってきた
手には爆竹とハトを一羽もっていた
「おとんが今からおもろいもの見せちゃるわい」
数秒後、私は持っていたボールを落としてしまった
あまりに凄まじい光景が目に映ってしまったのだ
なんとおとんはおもむろにハトを地面に叩きつけると火をつけた爆竹をハトの肛門に入れたのである
しばらく時間がたつとハトは肛門から煙をだしてバタバタと暴れていた
いやはや可愛そうに
ハトが驚いた顔はじめて見た
次の日から私のボールは倉庫で眠っていた
最初のコメントを投稿しよう!