07-END

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夏が過ぎ。 秋が来て。 また過ぎようとした時。 携帯の特別なメール着信音が 鳴った。 携帯に飛びつく。 『来週の文化祭、一緒に まわって欲しい。』 簡単で短い文章。 尚樹くん、だぁ…。 思わず泣きそうになった。 『うん。楽しみにしてるっ』 こんな短い文章を打つのに 何分かかったんだろうか。 震える手で。 なんでこんなに好きなのか。 って笑えるくらいに好きで。 もしかして運命かなーなんて。 馬鹿なこと考えて。 「大好きだよ…。」 言葉にすると溢れ出して。 返事はないと知ってても 携帯をにぎったまま眠りに 落ちていった。 早いようで長いようで。 楽しみで。 そんな一週間が過ぎ。 私は今、尚樹くんを待っている。 .
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