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自分の居る場所を確認した俺はまずハーマイオニーと仲良くなるために図書室へと向かった。
すでにこの頃から本が好き?というか勉強が好き?だったようで友達と仲良くするでもなく本を読んでいた。
「へいっ、ミス・グレンジャー!一緒に遊ばないか?」
他人から見たらどこのナンパ野郎だっと突っ込みたくなるような言葉で話かける俺…
ハーマイオニーはチラッとこちらを見るだけで直ぐに本へと目を落としてしまう。
「なぁなぁ、本ばっかり読んでないで外で遊ぼうぜ?」
再度話しかけるも今度はガン無視。見向きもしなかった。
やれやれ、これじゃ相手にしてもらえねーか。
今度はやり方を変えて興味を引こうと思いハーマイオニーが何を読んでいるのかタイトルを見ようと覗きこむ。
『アラジン』
ふむ…なるほど…やはりまだ一年生だなと、普通の物語を読んでいるのにある意味納得する。
もっと専門書とか歴史書とか一般的でない本を読んでいるのかと思ったいたのだが、それを見てつい可愛いと思ってしまった。
ま、気を取り直して前世からの知識を使って再び話しかけ興味を引こうとする。
今度はガン無視ではなく軽くだが本の内容とか、どんな本が好きかなど少しだけだが話すことができた。
すでになかなか本を読んでいてこの年齢にしてはかなり博識なようで、マニアックな本や俺の知らない事などを知っていたりと面白いかった。
これからは俺も本を読んで知識を蓄えたほうがいいかなとか思ったり…高校生だった俺には今の学校の授業とか簡単だし。
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