不思議の国

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な………な… 突きつけられた銃口を唖然と見つめると… 「あ………アリス! ごめんなさぁーい!僕、そんなつもりはなかったんです!だから………泣かないで?ね?泣きやんで下さい。」 ラビから、さっきみたいな恐怖は感じなかった。 銃を胸元にしまい、おろおろと私の顔を覗き込んだ。 「………泣く? 私が?」 はらりと頬から透明な滴が落ちた。 何で…泣いてるのよ。 自分に戸惑うも、さっと涙をぬぐった。 「アリス?アリス?大丈夫?どこか痛いんですか?」
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