不思議の国

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目の前が真っ暗だ。 目は開けているはずなのに、自分の体以外何も見えない。 誰かが、私以外のものを隠しているみたい。 道も何もなかった。 えー…と? こういう時は何… 余計に事態が悪化しないように動かなければいいの? 事態を飲み込めず途方にくれていると、遠くの方にぼんやりと光が見えた。 どうしよう…。 行くべきなのかな…? あの光の向こうは出口に違いない。 うっすら頭の中で思うが、光の向こうに何が待ち構えているのかも分からなかった。 だいたい何でこんな所にいるの? 家にいたはずなのに…。 こんな… あぁー!!もぅ!! くよくよしても仕方ない。 「これはきっと夢なんだ。」 そう思うことにした。 というより、そうに違いない。そして、あの光の向こうへ行けばきっと… 目が覚めるのよ!
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