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「何だよ、チョコレートかよ。ビビる必要なかったじゃん」
「そうだな……」
一つ手に取り、真ん中を割る。
中には、毛が入っていた。それも、一本や二本っていうレベルじゃない。十本以上は優に入っている。
「うわっ!」
慌てて、それを投げてしまった。雅人もそれを見て、小さく悲鳴を上げる。
とりあえず冷静を取り戻し、中身をよく見てみる。どうやら、髪の毛のようだった。
「髪の毛……だな。作ってる間に一本落ちた、とかなら分かるけど……」
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