ストーカー

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「お前、他に何か無いのか?チョコレート以外に」 そういえば…… 「この前、お前が見た手紙、あるだろ?あれと同じ字面の字の手紙が入ってた。三箱全部」 愛しています、とだけ書かれていた手紙が入っていた。他に何も書かれてなく、その無機質な感じが、怖さを感じさせた。 「ヤベェんじゃねぇの?」 「さすがに怖くなってきたな。ちょっと来てくれよ、何か怖いぜ」 「ああ、分かった。今日バイトあるから、ちょっと遅れるけど」 「頼む」 午後八時。二人で酒飲んでいたら、チャイムが鳴った。 宅急便だった。えらく大きいダンボールだったから、何か変な感覚を覚えながらも、それをテーブルに置く。 「何だ、それ?」 「全く分からない。荷物頼んだ覚えもないし、仕送りなら、親電話してくるし」
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