7人が本棚に入れています
本棚に追加
「お前、他に何か無いのか?チョコレート以外に」
そういえば……
「この前、お前が見た手紙、あるだろ?あれと同じ字面の字の手紙が入ってた。三箱全部」
愛しています、とだけ書かれていた手紙が入っていた。他に何も書かれてなく、その無機質な感じが、怖さを感じさせた。
「ヤベェんじゃねぇの?」
「さすがに怖くなってきたな。ちょっと来てくれよ、何か怖いぜ」
「ああ、分かった。今日バイトあるから、ちょっと遅れるけど」
「頼む」
午後八時。二人で酒飲んでいたら、チャイムが鳴った。
宅急便だった。えらく大きいダンボールだったから、何か変な感覚を覚えながらも、それをテーブルに置く。
「何だ、それ?」
「全く分からない。荷物頼んだ覚えもないし、仕送りなら、親電話してくるし」
最初のコメントを投稿しよう!