未定

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実はね、さっき好きな人に告白してきたんだ。 部活でよく話すようになった人で…男子と関わりをもたない私はすぐ恋におちた。 「…好きなんだ。付き合ってくれない?」 恥ずかしくて顔は真っ赤だったと思う。 「ごめん、俺痩せてる子が好きなんだよね。真山さんみたいな太ってる子は無理」 彼はうざそうにそう答えた。 「……そっか。ならいいや。じゃあねっ」 耐えられなくて逃げてきてしまった。 雨が私の涙を洗い流す。 雨なのか涙なのかわからない。 どうして私は太ってるんだろう。 どうして私は可愛くないんだろう。 どうして私は… 頭の中がネガティブな思考で支配される。
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