Tomorrow's way

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そんな中、僕は同じクラスの子に恋をしていた。 『ジュン』という子だった。 僕と一番に仲良くしてくれた。 僕のことを心配もしてくれた。 母さんみたいに優しかった…。 ジュンに本気で頬を叩かれたときは、凄く痛かった…。涙が溢れ出た。ジュンに、ぎゅっと抱き締められたときには、ジュンの温もりを感じた。思わず、僕自身の口から「ジュン…」と言った。ジュンがとても愛おしく思えていた。 しかし、学校の生活にも慣れてきた頃、僕はクラスの友達から、このロボットについての、ある疑惑を告げられる。 それは… このロボットは本当は、何人もの人を一度に殺すことができる、軍事用のために作られたものだと…。 僕はショックを受けた。 心が空しく怯えた。 即座に教室から駆け出し、父さんに電話をした。 「もしもし…」 「おう!さとるか?どうしたんだ?」 「このロボットは、軍事用に開発されたロボットなんだろう?」 「そんなはずないだろう!?父さんは、さとるのために作ったんだ。誰がそんなでたらめを言っているんだ?」 「嘘だ…嘘だ…!!!どうせ父さんは…僕なんかより、ロボットの方が大事なんだ!」 「…さとる!?」 「もうこんなロボットなんて…僕は…いらない。」 「さとる…おいさとるっ!」 電話を切るとすぐに、踏み切りへと向かった。 生きることが戦いなら、勝ったり負けたりするのは当たり前。そんなことは分かっている。だから僕は、負けた一人なんだ。電車が来ると線路へと飛び出した。ロボットはバラバラになる。僕は自分の部屋で意識を失う。
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