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またあの時と同じように病院に運ばれた。
今度は死ぬだろう。
僕は夢を見ていた。
ドアを開けるとそこには、母さんが居た。やっと会うことができたと、母さんに駆け寄って抱きついた。
母さんは優しく僕の体を包んでくれた。
『母さん!』
『さとる…?』
『母さん…僕は父さんが嫌いだ!ねぇ母さんも父さんのこと、嫌いだろう?』
『ううん😃そんなことないわ😌お母さんは、パパのこと大好きよ!もちろん、さとるのことも大好き🎵』
『でも!…でも、父さんのせいで母さんが…。』
『さとる…?パパのせいじゃないわ😃✨』
『…じゃあ父さんは、僕のこと…嫌いだろう?』
『パパも、さとるのことが大好きよ❤パパはね、本当に心からさとるのことを愛しているのよ✨パパは、さとるの気持ちが知りたかったの😃』
「さとる…ごめんな…父さんは、さとるの本当の気持ちを知りたかっただけなんだ…。少しでも機嫌を良くできたらいいと思って、ロボットを作ったんだ…。少しでも外の景色を見て欲しくてな…。」
『…だからね、パパのこと…許してあげて…?』
『母さん…僕はこのままここに居たい!これからずっと僕のそばに居てくれる?』
『お母さんは、いつでもあなたのそばに居るわ✨あなたの心の中にずっといる…だからさとるは、戻って…。』
『…どこへ…?』
母さんは、僕から遠くなって行く。
『母さんっ!!』
最後は笑顔でいなくなった…。
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