つかの間ニート

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汚れの彼氏は早紀と呼んだ女に何やら耳打ちをしてステージとは反対に向かって走って行った。 そこには足場が組まれ結構な高さの場所にデカイ大砲みたいな物が据えてある。猿みたいにひょいひょい登っていく様子に 思わず 口を開いた。 「あ‥彼氏さ何やってんの?」 「彼氏?あれ彼氏じゃないよ!従兄弟だよ。ステージの照明やってるの 一度見に来いって煩くて‥チケット買わされたんだよ!」 安い入場料じゃあ元なんかとれやしないんじゃね? 当日で2千円てどんだけだよ!
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