つかの間ニート

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マイナス思考がぐるぐる頭を巡っている間に 夏の夕暮れが迫ってきていた。 「そろそろかな‥」 「かもね‥」 ステージにバンドマン達が奇抜な出で立ちで自分の持ち場についている。 「何アレ?日本人じゃないの?中国人‥いや 沖縄かな‥」 「ほんと!面白い服だね、派手だし 私も初めて見るバンドだからよく知らないの!」 早紀が言い終わった時だった。 ゴヮーン!!! いきなりドラの音が響き渡り それをきっかけにバンドが軽快なリズムを刻み始めた。
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