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「で?何で黙ってたの?中学の時もヨウ君のことで私が聞いたらわかりやすい嘘ついてたよね?」
笑顔で言うがやっぱり目が笑ってない…。
「…えーと……それは…その……嘘つくつもりは…まっ全く無かったのであります!!…ハイ。」
焦った私は何故か軍人口調(?)で話す。
ていうか、万里さん…やっぱり洋のこと嘘だってわかってたんですね!?
あっ洋とはさっき説明した中学の時好きだった彼のこと。大平 洋【オオヒラ ヒロシ】15歳。点をつければ太平洋…。
ってこんな説明より万里さんの怒りを沈めなければ!!!!!!
「フフッ…まぁ、いいわ。やっと素直に言ってくれたんだもん!!」
目が渦巻きになって慌てている私を見て意外にも簡単に許してくれた万里さん。
「ごめんね…親友なのに黙ってて…。」
私がそう言うと、今度は何か企んでいるような笑みに変わった。
……ゲッ!!
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