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「俺ん家~?ダメダメ」
「なんで?汚いから?そんな汚いの?」
「うん、何年もホコリが溜まって畳がムチャムチャ状態、玄関の鍵も閉まんねぇし」
「・・・防犯ゼロじゃん!!なんでそんな所住んでんの?」
・・・。
「安いからいいんだよ、取られるようなモンもねぇし」
と一応言ったが、あまり考えた事なかった、なんであそこに住んでんだろ・・。
まだ眠り足りない、学校あるから朝帰ってきたけど、やっぱ今日は休もう。
アパートの階段を登ろうとすると後ろから声がした。
「朝帰りだぁ~、酒臭っ、オヤジ臭っ」
見ると、やっぱガキがいる。
「ウッセー、俺眠いの、何か用?」
「昨日のスフレ余ったから持ってきた、昨夜来たのにいないし、二回目なんだよ」
「あ~悪ィ、デートだったから」
「デート!!!朝帰りで!!」
何?そのリアクション、中学生にはマズかったか?
「彼女いるの?」
「いるよ」
「いつから付き合ってるの?」
「半年かな?」
「好きなの?」
「じゃなきゃ付き合わねぇし」
「・・・」
何だよ、コイツ・・・。
「違う!彼女もカズ兄を好きなの?」
「?うん、まぁ、そうじゃね?」
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