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次の日の朝になりまだ寝てる妖精をバスケットに寝かせてやり使用人達と別れの挨拶をすませたあとに引っ越し先まで小物と一緒に業者の車で運んで貰う事にした。
使用人達の中には別れを惜しみ泣いてる者がいたが俺は両親が死んでから泣くことが出来なくなっていた。
引っ越し先は海鳴市というところにあるマンションで、その近辺にある小学校を適当に選んで転入することになっていた。
部屋に着き片付けを一通りやった後で隣の家に引越し蕎麦を持って行くことにした。
両隣に住んでいる人がいるわけではなく右隣りにのみに人が住んでいるようだった。とりあえずチャイムを鳴らしてみたがなにやら扉の向こうからトテトテと小学生くらいの足音が聞こえて来た。
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