幼馴染

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「歩。もういいじゃんか。それより何する?」 「なんでもいいよ~」 「美雪はなんかしたい?」 「…なんでもいいよ?」 「決まらないじゃんか~」 四人で集まっても遊ぶものは決まらないことが多かった。 でも四人ではなしてるこの雰囲気がよかった。 「もうそろそろ帰ろうか?」 周りは夕日がさして赤くなってた。 「そうだね」 ランドセルを持って家までの帰り道を四人で歩いて帰った。 僕の前では歩と隆也が文句を言いながら二人で歩いていた。 僕の横には美雪。 僕らは無言だったけど、夕日のせいか顔が赤いように感じた。 気のせいかな? 「美雪聞いてくれよ。歩がさ~」 「美雪に絡んでんじゃないわよ!!」 僕らは夕日に照らされながら家に帰った。
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