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俺はとりあえず鼻血を放置し、肘を入れた。痛みは半減され両腕が使用可能となってから鼻を抑える。
マジで洒落にならない。
こいつ……鬼だ。
「なんであの女の人の胸見てたん?」
「……やから、横を通り過ぎたから……」
「違うわ!胸でかいからや!!」
彼女は叫んで、俺のいれたての肘を蹴ってきた。
「あの人の胸がでかかったから目が引かれてんや!あの人が貧乳やったら見てなかったわ!」
「……本気で痛いから……肘はやめて……」
「胸でかいからや!!」
彼女はまた叫び、肘を蹴る。
「あの人の胸がでかいから肘外されることになんねん!!」
「まじで……痛い……鼻血も止まらんし……頭くらくらしてきてやばい……」
「胸でかいからや!!」
蹴る。
「あの人の胸がでかいから頭くらくらすんねん!!あの人の胸がちっさかったらそんなんならんわ!錯覚や!!」
フジモンのネタで俺を瀕死に持ち込むなよ。
薄れいく意識の中俺は精一杯そう突っ込んだ。
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