プロローグ

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制服に着替えた俺は 1階へと下りていった。 階段を下りてすぐの所にある ダイニングルームのドアを開ける。 「あぁ、雅也。おはよう」 親父がバタバタしながら 言ってきた。 「おはよ」 俺は自分の椅子に腰掛ける。 テーブルの上には 焼き上がったばかりのトーストと 牛乳パックに空のコップが 置いてあった。 「それじゃ父さん、 行ってくるから」 「あぁ、行ってらっしゃい」 朝食はいつも 親父が用意してってくれる。 相当急ぎじゃなければ。 うん、息子ながら いい親父だと思うよ。 牛乳をコップに注ぎながら思った。 うん、朝食のメニューのバリエーションが もっと…ってゆーか、 これ以外のパターンも出たら “お父様”って 呼んでやってもいいかもね?
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