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「お前が泣くな-。な、シン?」
「…うんっ…」
「大丈夫だって。シン-」
「ごめっ…オレこんな…」
「ありがとな、頑張るよオレ。」
「…うんっ…頑張って、ごめん…オレこんなことしか…ッ…言えないけど…」
泣いたのは…
1年ぶりくらいだった。
泣いてる自分に驚いた。
でもそれより、ヒロに伝えたい気持ちが上手く言葉に出来なくて、なかなか整わない息で必死で喋った。
ヒロはオレの涙を見た瞬間、目をそらしてオレの背中に手を置いて…
ゆっくりなだめてくれた。
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