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8時。駐屯地に高らかと「君が代」が流れ出す。同時に国旗が掲揚のポールに揚がっていく。
国旗の正面にあるグラウンドには、迷彩服に身を包んだ集団が数グループに分かれて整列し、国旗に敬礼している。
1グループ30~50人と人数はバラバラだが、敬礼している姿は一糸の乱れもない。
とあるグループのなかに雄一がいる。雄一の横には岸本の姿も。彼らも鳴り響く君が代の中、国旗に敬礼をしている。
陸上自衛隊にとってありふれた日常。全ての陸上自衛隊の駐屯地において、同じ光景が繰り広げられているのだろう。
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