攻撃

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2機編隊で飛んできたF-15は、パッと散開すると雄一達の死角に入ってしまって見えなくなった。 しかしまだ近くを飛んでいるのだろう、雷が鳴り続けているような音は一向に止まない。 「おい!見ろよ!」 1人の隊員が指を指し声を上げる。 皆、一斉に指さす方を見た。 先程のF-15の片方だろう。カーキ色の戦闘機を追いかけている。 「おい。射撃してないか?」 雄一が目を凝らして見ると確かにF-15から伸びる光の線が見えた。 (実弾!?て事は訓練じゃない。でも戦争って…あれ?えぇーーーー!?) 完全に混乱していた。
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