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｢あの風貌 間違いない！ スタン・エルロンだ！！｣
男が大声で叫ぶとどこから現れたのか大勢の人が集まって来た
｢スタンだぁ 本物のスタン・エルロンだー｣
子供大人関係なく広場に集まっておりとても身動きがとれる状態じゃなかった
｢あ、あの～！ すいませ～ん！通してくださ～い！｣
とスタンは言ったがその声は届くことなく周囲の声にもみ消された スタンも諦めかけていた半ば、そこへ上半身裸の大男が現れた
｢ちょっと待てぇー！てめぇーら！｣
周囲は振り返り更に大きな雄叫びを上げた
｢おおー！ あれは我が町のヒーロー コングマンだぁー！英雄が２人も揃ったぞー｣
と男が言うとすぐにマイティコールが鳴り響いた
｢まあまあ待ててめぇら 俺様はスタンと一緒に戦ったがこんな田舎くせぇ奴じゃなかったぜぃ 確かに風貌は似てるがコイツは真っ赤な赤の他人だ｣
とコングマンはスタンに目配せをし広場から去って行った すると今までいた人達もコングマンについて行き誰もいなくなった
｢フゥ～ 助かった～ 後でコングマンにお礼言わないとなー｣
スタンは気を取り直してアイスを買おうとしたが従業員もさっきのに混ざっていたらしくスタンはアイスを買わずトーマスの所に戻って行った
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