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スタンは不思議に思った。
なぜならスタンに手紙が送られてくる時は大体はスタン個人宛でトーマスとスタン二人で一枚の手紙なんて初めてだったからだ。
「誰からかな~?」
スタンが手紙を取りに行こうとするとリリスが手紙の前に立ち塞がった。
「ダ~~メ!!仕事が先!」
「急ぎの手紙だったらどうするのさぁ」
とスタンが言うとリリスは笑いながら答えた。
「お兄ちゃんに1通でも急ぎの手紙が来た時なんてあったぁ?」
「……ないけど…でもじっちゃんと俺になんて珍しいじゃないか」
「たしかに珍しいけどー……じゃあ私がかわりに手紙読んどいてあげる」
「う~ん じゃあ急ぎの内容だったらすぐ教えてくれよ」
と言うとスタンは勢いよく家を飛び出し仕事に出かけた
リリスはスタンが出かけるのを見届けた後さっそく手紙に手をかけた
「さてさて まあどうせお兄ちゃんの名が入ってる手紙だから大した内容じゃないわよね~」
と笑みを浮かべながらペラ と手紙の封をといた
「えーと ………え?……………何これ?」
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