第一章 奪華大乱

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しかし数日後、予期せぬ事が起こった。 魏基宣が安立帝を殺し、大華の国号を廃絶、自ら宣武帝(せんぶてい)と名乗り、国号を「景」とし、陵国を攻撃した。 そう、魏基宣は初めからこうするつもりでいたのだ。 これに対して激怒した妙適帝は自ら30万の大軍を率いて出兵。対する宣武帝も40万の大軍を率いて出兵。両軍は景国領の寿春で激突した。 この戦いを発端に、この後100年の長きに渡って続く、奪華大乱が始まったのだ。
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