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大乱が始まって100年目の景・文統帝、陵・昭明帝の時代、この永きに渡り、終わりの見えない大乱に苛立ちを覚えていた両国は、互いに「これが最後」と示し合わせ、大挙して大乱の始まりの地・寿春へと向かった。
景軍55万、陵軍53万という大軍同士での戦いであった。
そして戦いは始まった。
空が覆われるほどの激しい矢合戦から戦いは始まり、その後は騎兵・歩兵による激しい混戦となった。正に総力戦である。
この様な戦いが10日以上続いた。
そして12日目、予期せぬ事が起こる。
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