第一章 奪華大乱
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帰国した両国軍は、各々被害状況の把握・復興にあたった。 そして両国皇帝は、これをきっかけに大乱を終結させるべきだと考えた。 度重なる出兵による増税、死者・負傷者。両国民も大乱の終わりを望んでいた。 寿春での会戦から約一ヶ月後、昭明帝と文統帝は寿春の地で対面し、互いに休戦するという内容の条約を結んだ。 100年に渡った、奪華大乱がついに終わったのだ。
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