零壱.語り継がれなかった物語

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「おや、君が…」 「今日から雨雫(アマシズク)姫様の護衛になる蒼天龍虎と申します」 「ふむ…龍と虎か。全く強そうな名前だ。あれを頼んだよ」 「はい!!」 道長様に褒められて気分がいい。 にしても…なんで雨雫姫なんだよなぁ……。 彰子姫だと出世出来るだろうに。 俺は護衛だけでなく家庭教師も兼ねている。 ま、頑張ってみようかな。 そうこうしているうちに雨雫姫の部屋に着いた。
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