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だんだん光が収まると、そこには大地があり、空があり、大海が広がっていた。
世界の片隅は奈落に通じる滝になっていた。
「ボクハセイメイヲツクリダス。トモダチガホシイカラ」
怪物が目を瞑りそう呟くと、目の前に四体の生き物が現れた。
一つは大地にずっしりと二本の足を置き、大きな金棒を持った金色の鬼。
一つはしなやかな体つきの銀の虎。
一つは青い鱗を持ち、立派な翼を持った竜。
一つは虹のような翼を羽ばたかせ、七色の尾を持つ鳥だった。
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