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なんでもない、なんでもないのだ。
ただ起きたら殿が五歳になっていただけだ。
なんでもないじゃないか。こんなことってよくあることでしょう?
「左近殿。そんなに目をそらしていないでしっかりと現実を見据えて下さい。」
「幸村殿こそしっかりと見てください。あれは殿じゃない!隠し子かなにかですよ!!」
「おれにかくしごなどおらん!」
「きっと名前は四成だな!」
「そうですな。兼続殿」
「ちがうといっている!」
「よつなり~」
「よつなり~」
兼続殿と私があやすように頭をなでているとチビ殿は相当おつむに来たらしく真っ赤な顔をして私達の手を勢いよくはらった。
なかなか可愛いと思った。
「きさまら!おれがもとにもどったらおぼえていろ!とくにさこん!」
「えぇっ!?」
「しかし…いきなりどうして…おねね様に何かおかしなものでも食べさせられましたか?」
「幸村殿。すぐにおねね様フラグ立たせるのやめましょうよ。いくらおねね様だからって可哀想です。」
「夕飯になにか混入された可能性が大いにあるな」
「無視ですか」
「よつなり!混入やら可能性やらなんて言葉を使うとは!子どもらしくないぞ!!」
「めざわりなのだよ!」
チビ殿は飛び上がり兼続殿に飛蹴りを食らわせる
痛いなあれは…
「ぐわあああああああ!最強なのにやられたあああああ」
フンッ
「よわいてきしょうだった」
「強いです!さすが三成殿!」
…。
皆ちょっとノリノリなのは混乱しているからに違いない。
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久々だからってこれはヒドイ^q^
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