序 彼の場合

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はじめまして、この話に興味を持っていただけたようで何よりだよ。 先ずは自己紹介をしようか。 私の名前は滝口佐依(サイ)、奇抜な名前だが、気にしないでくれたまえ? え?年齢かね?32歳だよ……おっさんとか中年とか言わないでくれないか……? 本業は私立高校の教師でね、古典を担当している。 だから話し方が古典調になるかもしれないが、多目に見てほしい。 よくネオロマンスゲームの某キャラクターに話し方も容姿も似ていると言われるのだけれど、それも気にしないでくれるとありがたい…… 単純な作者がつい好きなキャラを元に私を作ってしまったらしくてねぇ、作者なりに友ま……そのキャラに似ないように心がけたのだが、無理だったらしいのだよ。 まぁ私のことは、後々知っていってくれ。 ……これは私と彼女が結ばれるまでの細やかな物語…… 恋と言うものは一筋縄では行かないし、何かを得る場合は何かを失わなければならない……と言うことをこの物語から学べるかもしれないねぇ…… では……先ずは彼女との出会いから……見ていただこうか? おっと、その前に写真の代わりに作者が私のアバターを作ったようだ 何故隣に狼がいるのかって?鋭い眼差しや、孤高な雰囲気が似ているらしいよ?……私の名誉のために言っておくが決してケダモノ狼だからではないよ? ……話が逸れてしまったね、それでは私達の物語に入ろうか……?image=237084557.jpg
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