プロローグ

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ジンは大きく目を見開いた。 一見男は人間にしか見えないが良く見ると耳は尖り、鋭く、たくさん生えた牙、ルビーよりも透き通り美しい赤い目。 「・・・悪魔?」 男は自傷的に笑った。 「あぁ、いちおうそうだ。恐いか?」 ジンは首を横に振った。 確かに悪魔とは昔から残酷な生き物と言われ嫌われ続いている。 しかしジンはまったく彼自身から恐怖を感じなかった。
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