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あれから5年間過ぎ、ジャンは16歳になっていた。
ギルドでは<双刀の闇烏>と呼ばれるまで強くなっていた。
<双刀の闇烏>とは帝以外の唯一のZランクだと有名だ。
ギルド<トライアンフィル>の廊下。
???「はぁ〰、俺が呼ばれるほどの任務なのか?」
と黒いフードを被った人が呟いている。
すると目の前には<マスター室>と書いた扉があった。
コンコン
マスター「入ってもいいぞ」
???「失礼します、マスター」
マスター「<双刀の闇烏>もといジャン、敬語は止めろと言っているだろ」
ジャン「はぃはぃ、分かったよ、マスターでは無くドン」
ドン「家族なんだからお義父さんと呼びなさいって、いつも言ってるだろ」
ジャン「分かったよおとu……………いや、ドン」
ドン「別に言い換えなくてもいいじゃん」
ジャン「ところで任務って何?」
ドン「スルー?そこスルーしちゃう?」
ジャン「………任務」
ドン「分かった……」
ジャンがドンに手を向けている。
その手からは少し魔力が漏れていた。
ドン「分かったから手を退けてくれ」
ジャンは心の中で(今回だけ)と呟きながら手を退けた。
ドン「では言うぞ…………………緊張するなよ………………お前の任務は……………グハ」
ドンが殴られた、
ジャンに。
ジャン「早く言え」ニコ
ジャンが笑顔で言った。
目は笑っていないけど
ドン「ごめんなさい」
ドンは直ぐに土下座をした。
ジャン「分かったから早く言え」
ドン「お前の任務は……学園に通ってもらう事だ」
ジャン「そうか、学園か…………………………………………っぇえぇぇ〰〰」
ジャンは動かない、
動かない、動かない。
20分経過…………
漸く動きだした。
ジャン「で、どこの学園?」
ドン「クリスタル学園だ」
ジャン「分かった~いつから行くの?」
ドン「3日後だ、それまでに街にでも行って、学園の買い物を済ましとけよ」
ジャン「はぃよ、じゃあな~クソ親父」
と言い部屋から出ていった。
すると「クソ親父はやめて~」と言う声が聞こえたが気にしてはいけない。
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