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「玄徳!!大変だ!!」
劉備が気付き声の聞こえる方を見ると見知った顔が血相を変え、息は肩で呼吸しているのが遠目からでも分かるほどに、汗も地面に滴るかといわんばかりにかきながらコチラに向かってきた。
「そんなに急いで何があったんです!?」
「町が襲われてる!!」
劉備が「いったい誰に!?」と聞こうとする前に男は倒れこんでしまった。
「こうしてはいられない。町に行かなくては!!」
倒れた男を近場の樹にもたれかけさせ休ませると。『町が襲われてる』この言葉を確かめんために劉備は町へと走り出した。
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