本編2

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光夜 「そっちはオーケー?」 千明 「はい、大丈夫です! 本番までに間に合いましたね。」 光夜 「あいつらが滅茶苦茶すぎるんだ。 今日いきなりセット頼むだなんてさ。」 千明 「まあまあ、卒業生最後のお願いですから……」 光夜 「最後だったらどんなに 良いか…。俺は早くパシリを卒業したい。」 七瀬 「あはははっ! 無理に決まって……じゃなくて。早くこっちを手伝ってよ!!」 光夜 「やっと終わったと思ったのに…またか」 千明 「多分光夜は可愛がられてるんだよ。頼みやすいというか、親しみやすいというか。」 七瀬 「うん、千明の言うとうりよ?ついつい光夜に頼っちゃうのよねー♪」 千明 「うん。 あれ、鈴香どうしたの?」 鈴香 「嬉しくて… 先輩達が最後にここで 歌うのを聴けることが。」 七瀬 「ふふ、それは皆思ってることじゃない?」 光夜 「悠陽先輩は歌が上手いし憧れる奴も少なくないよな。俺は別に最後だなんて 思ってないぜ?」 鈴香 「ち、違うの…。 私にとっては最後かもしれないんだ。 この町を去らなくちゃいけなくなったから…」 七瀬 「え!?聞いてないよ、そんなこと! 鈴香とは、一緒にいるのが当たり前に思ってたから…っ」 鈴香 「ごめんね…!! だから言えなくて… 皆と卒業出来ないなんて…考えたくなくて」 光夜 「そんな……あと、 一年だったのにな」 千明 「じゃあさ、提案!」
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