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光夜
「そっちはオーケー?」
千明
「はい、大丈夫です!
本番までに間に合いましたね。」
光夜
「あいつらが滅茶苦茶すぎるんだ。
今日いきなりセット頼むだなんてさ。」
千明
「まあまあ、卒業生最後のお願いですから……」
光夜
「最後だったらどんなに
良いか…。俺は早くパシリを卒業したい。」
七瀬
「あはははっ!
無理に決まって……じゃなくて。早くこっちを手伝ってよ!!」
光夜
「やっと終わったと思ったのに…またか」
千明
「多分光夜は可愛がられてるんだよ。頼みやすいというか、親しみやすいというか。」
七瀬
「うん、千明の言うとうりよ?ついつい光夜に頼っちゃうのよねー♪」
千明
「うん。
あれ、鈴香どうしたの?」
鈴香
「嬉しくて…
先輩達が最後にここで
歌うのを聴けることが。」
七瀬
「ふふ、それは皆思ってることじゃない?」
光夜
「悠陽先輩は歌が上手いし憧れる奴も少なくないよな。俺は別に最後だなんて
思ってないぜ?」
鈴香
「ち、違うの…。
私にとっては最後かもしれないんだ。
この町を去らなくちゃいけなくなったから…」
七瀬
「え!?聞いてないよ、そんなこと!
鈴香とは、一緒にいるのが当たり前に思ってたから…っ」
鈴香
「ごめんね…!!
だから言えなくて…
皆と卒業出来ないなんて…考えたくなくて」
光夜
「そんな……あと、
一年だったのにな」
千明
「じゃあさ、提案!」
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