死に際

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君へ 君と出会って約3年、いろんなことがあったね。 俺たちは他のカップルに比べたら全然ケンカしないほうだったけど、それはお互いが心のどこかで遠慮して言いたいことを言わずに我慢してたからだと思う。俺は君にもっと「本音話してよ」とか「言いたいことあったらはっきり言って」とか言って君を困らせてたけど、もしかしたら俺のほうが言いたいこと言えてなかったのかもしれない。ごめんなさい。 それでも君といるときは本当に楽しかった。君の笑顔を見てるだけで嬉しかった。 俺は喋るのが苦手でつまらない話ばっかりしてたけど、君はちゃんと聞いてくれてたね。ありがとう。 君はいつも俺のことを「はげてるよ」とか「眉毛変だよ」とか言っておちょくってたね。たまには何か誉められたかったな。 俺にはこれといった趣味なくて毎日暇だったけどいつしか君と遊ぶのが趣味みたいになってた。 俺は君と付き合えて本当によかったです。 君は俺の生きる理由になってくれた。感謝してるよ。 いっつも「ずっと一緒にいようね」って言ってたのにいてあげられなくてごめんね。 君は俺といて幸せだったかな? 俺は君にとって必要な存在になれてたかな? 君はなかなか気持ちを伝えてくれない人だからわからなかったよ。 俺にとって君はかけがえのない存在でした。 俺と付き合ってくれてありがとう。 結婚するって言ってたのにできなくてごめんね。 君に出会えて本当によかったです。 幸せでした。 大好きでした。 君が俺以上に幸せになってくれることを祈っています。 今まで本当にありがとう。
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