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山城
「この問題解ける奴、
いるかー?」
生徒A
「はーい♪」
山城の問いに俺の後ろの奴が
手を挙げる
山城
「おっ小林、わかるのか?」
小林
「僕じゃなくてぇー
北川君が解るそうでぇーす♪
」
んー?
俺、いつコイツに
解るって言った?
早速転入生いびりか?
しかもコイツ、言った後に
俺を馬鹿にしたように
鼻で笑いやがった!
コイツぜってぇ俺の事
馬鹿だと思ってる!
コイツに見下されると腹立つ!!
山城
「北川、早く前に出て
答え書けよー!」
彗星
『ぁ、はい。』
俺は立ち上がり黒板の前に行き
答えをスラスラ書く。
山城
「おっ北川すげぇな!」
北川
『そんなことないですよ。』
山城
「いや、このクラスの殆どの奴が
解ってねぇから凄いよ。」
山城はニッコリ笑い
チョークの粉がついていない方の
手で俺の頭を撫でてくれる。
山城の手が頭から離れると
すぐに自分の席に戻った。
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