☆転入☆

32/34
前へ
/206ページ
次へ
  山城 「この問題解ける奴、  いるかー?」 生徒A 「はーい♪」 山城の問いに俺の後ろの奴が 手を挙げる 山城 「おっ小林、わかるのか?」 小林 「僕じゃなくてぇー  北川君が解るそうでぇーす♪  」 んー? 俺、いつコイツに 解るって言った? 早速転入生いびりか? しかもコイツ、言った後に 俺を馬鹿にしたように 鼻で笑いやがった! コイツぜってぇ俺の事 馬鹿だと思ってる! コイツに見下されると腹立つ!! 山城 「北川、早く前に出て  答え書けよー!」 彗星 『ぁ、はい。』 俺は立ち上がり黒板の前に行き 答えをスラスラ書く。 山城 「おっ北川すげぇな!」 北川 『そんなことないですよ。』 山城 「いや、このクラスの殆どの奴が  解ってねぇから凄いよ。」 山城はニッコリ笑い チョークの粉がついていない方の 手で俺の頭を撫でてくれる。 山城の手が頭から離れると すぐに自分の席に戻った。  
/206ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5222人が本棚に入れています
本棚に追加