5222人が本棚に入れています
本棚に追加
山城
「流石、編入試験で
全教科満点を取った
秀才だな。」
彗星
『先生、褒め過ぎですよ。』
山城が俺を見ながら
褒めてくれる。
そんな山城の言葉に
俺は少し照れた様に
笑いながら言う。
すると俺の後ろの席の小林は
驚いた様な顔をし
すぐに悔しそうに唇を噛む。
クッ
この俺がこんな簡単な問題も
解けないとでも思ったのかよ?
コイツ、人を見る目がねぇな。
っても俺、変装してるから
わかんねぇか?
そぉだよなぁ。
屑なら尚更わかんねぇよな。
ん?
小林を馬鹿にしすぎ?
可哀相?
俺に喧嘩を売ったアイツが悪い。
まぁ今回はまだマシな方だぜ?
なんせ俺は今、
優等生を演じてるからなぁ。
実際アイツには
何も被害は無いはずだぜ?
もし俺が素のままだったら……
俺を馬鹿にしたことを
後悔してもらわなきゃ。
ねぇ?
最初のコメントを投稿しよう!