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“僕の大切な友達”、か……
美緒ったら嬉しいコト
言ってくれんじゃん♪
俺は美緒のその一言で
凄く機嫌が良くなった。
彗星
『美緒、そんな事で
怒らないでください。
僕はあんな人達の言葉なんか
気にしてませんから。』
美緒
「彗星がよくても
僕が嫌なの!!」
俺が言うと美緒は
悔しそうにしながら
反論してくる。
彗星
『あの人達が何を言おうが
僕は僕です。
美緒が“大切な友達”
と思ってくれているなら
それで十分です。』
俺が笑顔で言うと美緒は
嬉しそうな悲しそうな
そんな表情をして少し考え、
美緒
「編入してきたばかりの
彗星に言うのは
変かもしれないけど、
僕は彗星が好きだから
傍に居るんだからね?」
彗星
『ありがとうございます。
僕は美緒達にそう言って
もらえるだけで幸せです。』
美緒は照れたように笑い
俺を見る。
俺も自然に笑顔になる。
涼
「空いてる席、見付けた。
行こう。」
涼が俺を見ながら言い
スタスタと席の方へ歩いて行く。
涼……
ちょっとは空気読めよ……
って思うのは俺だけか……?
俺だけじゃねぇよな?
っな??
俺だけじゃないコトを願おう。
くだらねぇコト
願ってんじゃねぇ!
って?
…そう、だな……
くだらねぇよな……
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